【若者たち2014 第8話】リベンジポルノという復讐

若者たち2014の第8話を見た感想です。
旦は、香澄に裏切られた腹いせに、リベンジポルノをやってしまいました。香澄の裸写真が世界中のみんなにさらされるなんて、考えてもみなかったようです。奇しくも、写真を見つけたのが陽の劇団員の友達という、ものすごく身近なところでした。
香澄は、劇団の仲間や公演を見に来てくれた人などに写真をさらされたショックから、劇団の練習を休むようになり、旦も事の重大さに気付き、追いつめられてしまいました。
自分の存在を否定していた旦
旦は、香澄への復讐として、リベンジポルノをしてしまいました。謝罪したから、罪を償ったからといってすむ問題じゃありません。香澄の心は、旦が思っている以上に傷ついていると思います。
旦は、過去に自傷行為をしたことがあるということもあきらかになり、香澄の父親から責められるばかりの旦は自分が死んで償えばいいとしか考えることができませんでした。
兄姉たちからずっと「母親の命と引き換えに~」と言われてきたみたいですので、自分が生きている事自体に罪悪感をもっていたのかもしれません。
そして、「お前は佐藤家の太陽だ。いつも笑ってろ。」と言われ、その期待に応えるために、辛く悲しい事があっても、誰にも言えず一人で抱え込んできたみたいです。
だけど、「ごめんなさい さようなら」というメールを送るということは、本当は兄姉たちに助けてほしいのだと思います。旦なりの精一杯のSOSだったのではないでしょうか。
旦は、逃げ込んだ母校の小学校で、兄姉たちの気持ちを聞き、兄姉たちが自分のことをどんなに大事に思っているかがわかったと思います。自分は生きていてもいいんだと思えたのではないでしょうか。
旦の「こ゛め゛ーーーん」は、死のうとして本当に悪かったという気持ちが伝わってきました。
でも、アサ兄やひかりから「旦の笑顔が兄弟みんなを幸せにしてくれる」とか「私は旦の笑顔が好き」とか言われていましたので、また、どんな事があっても笑顔でいようと無理をしてしまいそうな気もします。
旦みたいなタイプは、もうちょっと自分のことを考えていいと思います。兄弟のために~と思うのもいいけど、いい意味で自己中心的になるというか、ツラい事はツラい、できない事はできない、というように考えられるようになったら、いいと思うのですが…。
この先、旦は、償えない罪をどうするつもりなのでしょうね。
香澄だけがかわいそうなわけじゃないと思う
香澄は、お嬢様学校に通っていたんですね。香澄も「ごきげんよう」とか言っていたのでしょうか(笑)
それは置いといて、旦がリベンジポルノをしてしまったことは、少なからず、香澄にも非があり自業自得と言われてもしょうがないんですよね。流出した写メは、香澄自身が撮らせたものだし、旦からお金を騙し取ろうともしていました。
そして、本当は陽のことが好きなのに、旦に告白されて付き合うことにしたのも、自分で決めたことです。
しかも、旦からお金を騙し取ろうとしてた事は、結局あやまっていないような気が…。あの時、旦を上手く騙せてたら、香澄の方が犯罪者だったわけですよね。いや、旦以外の人からも騙し取っている可能性もあるから、明るみに出てないだけで、すでに犯罪者なのかもしれません。
だけど、旦がやったリベンジポルノのインパクトが強すぎて、香澄だけが被害者みたいな感じになっていました。
それから、香澄の父親が登場しましたが、会社の社長とかお偉いさんとかなのでしょうか。
父親の身なりもいいし、佐藤家とはうってかわって綺麗な家に住んでいて、お金に困っているような家庭には思えなかったのに、なんで香澄はお金を騙し取ろうとしていたのかも気になります。
父親は、香澄が演劇をやっていることも「まだやらせてたのか」と言っていましたので、香澄が演劇をすることは、父親が反対しているのでしょうね。
それに、香澄の将来を決めてしまっていそうです。大事な取引先のご子息と結婚させて、会社の将来はこれで安泰、みたいなよくあるパターンで(笑)
まだよくわかりませんが、香澄にとって家は、息がつまる場所なのかもしれません。そんなストレスから、男を騙すようなことしていたのかもしれないですね。
だけど、香澄は今回のことで、「自分も取り返しのつかない事をした」と気付いたのではないでしょうか。もちろん写メが流出したこともショックでしょうけど、”自分が撮らせた”という事もかなり後悔したと思います。旦よりも「死にたい」という気持ちになっていそうな気がします。
父親に「ありがとう」といった時の香澄の表情が、感情が欠如してしまったような冷淡な感じですごく怖かったです。次は、香澄が自殺をはかっちゃうようなことがおきたりして…((((;゚Д゚))))
多香子に届いたメールのあのことってどのこと?
多香子は、「土居」という人物からメールをもらっていました。「久しぶりに会いたい。あのことについて話をしよう。」の”あのこと”って何なんだろう。
多香子は、リベンジポルノについて、”友達”も同じようなことがあったと言っていました。流出はされていないけど、いつ流出させられるか、いつも怯えてると。これは、友達じゃなくて多香子本人のことのような気がします。
暁の「ありがとう」というのも、多香子の話を濁したような感じに気付いて「ツラい思い出を話してくれてありがとう」ということだったのでしょうか。
もし、多香子のことだとして、元彼(土居?)に無理矢理撮られたのかもしれないですよね。多香子は中絶した過去がありますので、土居はその時の相手なのかもしれません。
多香子のことは謎が多いですが、どんなツラい過去も、暁になら話せるという気持ちになっていってる部分もあるみたいですよね。話を聞いた暁も全部受け止めてくれそうです。
多香子自身、過去にとらわれて前に進めていなさそうだし、暁が一緒に前に進む一歩を踏み出させてくれそうな気がします。
多香子が怯える過去
暁は、多香子にむかって「多香子」と下の名前で呼んでいました。それは、二人がいい感じになって言ったというより、暁のいつもの人を茶化したみたいというか、ちょっと言ってみた、という感じでしたけど(笑)
だけど、多香子と幸せになりたい、多香子を幸せにしてあげたいという気持ちになってきているみたいですね。
しかし、多香子は「ゴルゴ多香子」になってしまうほど、悩ましい問題が浮上しているみたいです。きっと暁が一緒に問題解決してくれそうな気がするのですが、ギターを捨てた時とは違って、簡単には解決できないようなことかもしれないですね。リベンジポルノに怯えてるみたいですし。
それから、梓が「ひかりさんが言ったとおり、思い描いてた子育てとは違う」と言っていたのも気になります。あかりちゃんを育てる大変さを実感したからこそ、出た言葉なんだと思います。
旭もNICUに向かって「ごめん」とつぶやいたみたいだったので、何か壁にぶち当たることがあるのでしょうか。
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