【僕のいた時間】生きるのが怖い

僕のいた時間第10話を見た感想です。最初から最後まで泣き通しでした。
メグと一緒にいられて幸せな拓人
拓人(三浦春馬)と恵(多部未華子)は、拓人のマンションで一緒に暮らすようになりました。拓人は、恵と過ごす時間をとても幸せに感じていました。
ノートには、「メグとたくさん笑った」という事から、「メグとシャボン玉をした」「メグと走った」などを書くようになりました。メグと一緒だと何もかもが楽しいという拓人の気持ちが伝わってきましたね。
拓人は、恵が仕事に行ってるあいだは、陸人(野村周平)や隣に住むすみれちゃん(浜辺美波)と一緒に勉強を頑張っていました。恵と揃って、守(風間俊介)と陽菜(山本美月)の結婚式にも参列してましたね。
拓人にとっては、「今を生きてる」という実感を持っていられる幸せな日々が続いていたと思います。
陸人の取説ww
陸人は、ホームセンターの商品管理のアルバイトをすることに決めました。人と関わるのはやっぱり怖いから、という理由で商品管理の仕事を選んだみたいです。
しかし、拓人に「商品管理の仕事でも一緒に働く人がいるから、人との関わりは避けられない」と言われ、落ち込んでしまうのですが、恵が探した洗濯機の取扱説明書を見て、「これだ!」と思ったのでしょう。
パソコンで「澤田陸人の取扱説明書」を作り、アルバイト初日に職場の人に配り、少しでも自分のことをわかってもらおうとしました。それが幸いしたようで、なんとか上手くやっていけそうな感じでした。
あれ?しげ先輩、先週で退場じゃなかったの?w
しげ先輩(斎藤工)は、先週の第9話で拓人を殴ったのを最後に退場だと思い込んでいました(汗)斎藤工さんのファンのかた、ごめんなさい。
守は、しげ先輩に会いにいき、拓人と恵がよりを戻すきっかけを作ったことを謝りに行きました。しかし、しげ先輩は、守が何もしなくても、拓人と恵が一緒になることは最初から決まってたとわかっていましたね。
しげ先輩が最初に恵に近づいたのは、恵が「拓人の」彼女だったからそうです。やっぱり、ずっと拓人に対してライバル心をもっていたんですね。拓人と好きなタイプが似てると言ったのも、拓人から女を奪うためにそう思わせていただけだったんでしょうね。
しかも、拓人がALSだと知った時、「これで俺は、ずっとあいつに勝てるんだ」と思ったようです。最低です。最低ですが、拓人のことをずっと「かわいい後輩」じゃなく「ライバル」と思っていたのなら、それが普通のような気もします。
それに、しげ先輩は自分でも予想外に恵の事を本気で好きになってしまったらしいので、拓人に恵を取りかえされてしまい、我を忘れて拓人のことを殴ってしまったのでしょう。「ライバルに負けた自分」みたいな、自分に対しての苛立ちもあったのかもしれませんね。
人工呼吸をつけるかつけないか 周りの人たちとの意見の食い違い
拓人は、徐々に呼吸が弱くなっていってるみたいで、睡眠時に無呼吸状態になったりして、谷本先生(吹越満)に、「そろそろ呼吸の補助について考えていきましょうか」と言われました。
拓人の両親や恵、守は、人工呼吸器をつけるという選択しか頭になさそうですね。人工呼吸器をつけて、少しでも長く生きてほしいという思いがあるんでしょう。
しかし、拓人は人工呼吸器をつけないという選択をしそうです。守に「つけないつもりなの?」と聞かれ、「つけてどうすんだよ」と言っていました。守にはそれが投げやりに聞こえたみたいです。
でも、拓人にしたら、人工呼吸器をつけてしゃべれなくなり、それ以降、顔の筋肉も動かせなくなったりして気持ちを伝えられなくなったり、何もできることがなくなってしまったら、という思いがあるみたいです。
そういった何もできない状態で、人工呼吸器で息をしてるだけで、生きてるというのがどういう事かわからないんです。今はまだ、自分が出来る範囲で目標が持てて、目標に向かって頑張ることができていますので、何もできない状態が怖いみたいです。
だけど、周りの人たちに「生きていてほしい」と言われ、余計に悩んでしまっているのだと思います。
拓人の家出
拓人は、不安からなのか、恵が仕事に行ってるあいだに家を出ていってしまいました。どこに向かっていたのかはわかりませんが、恵との思い出のビンをかかえていました。第1話のオープニングのシーンです。
守は、恵から拓人がいなくなった事を聞いて、何故かしげ先輩に連絡しました。しげ先輩はしげ先輩で拓人を探してくれるのですが、これは拓人に対する罪悪感からなのでしょうか。
守はなんでしげ先輩に連絡したのかもわかりません。しげ先輩が拓人の事をどう思っていようと、拓人にとってのしげ先輩は「良き先輩」だったからでしょうか?
だけど、拓人が見つかっても、しげ先輩は拓人に「二度とお前たちに会う事はない」と言いましたので、拓人の様子を見に行くということはしないでしょうね。
拓人は死んでしまうの?
来週はとうとう最終回です。拓人は、工事現場の入口で転んでしまい、病院に運ばれるみたいですが、それから先がどうなるのかさっぱりわかりません。
「恋人との時間」「家族の愛情」「大切な友人」「ありがとう――。」というキーワードが出ましたが、これが拓人のノートに書かれる最後の言葉なんでしょうか。
ノートのタイトルが「僕のいた時間」になるのではないかなと思っているんですが、どうでしょうね。僕の「いた」という完全な過去形での表現が、死を予感させます(泣)
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