【僕のいた時間】何度も訪れる生きるための覚悟

何度も訪れる生きるための覚悟

僕のいた時間第9話を見た感想です。

拓人と恵 二人で一緒にいるためのけじめ

拓人(三浦春馬)と恵(多部未華子)は、できるだけ二人で一緒にいるために、まわりの人にちゃんと話をすることにしました。拓人の母親(原田美枝子)と恵の母親(浅田美代子)、それに谷本先生(吹越満)にも二人で会いに行きました。

拓人は1人でしげ先輩(斎藤工)にも会いに行きました。恵が一方的にしげ先輩に別れを告げたことを許してもらおうと思ったのでしょう。

しげ先輩は、拓人に「一番会いたくないやつ」みたいな事を言っていました。しげ先輩としては、会いたくないけど「最後に1回殴らせてもらおう」という感じだったのでしょうか。殴りたくなる気持ちもわからないではないですけど。

しげ先輩は拓人のことを殴ったあと、「お前たちに会う事は二度とない」と立ち去っていきましたが、逆に言えば「恵のことはもう待つつもりはない」ということですよね。しげ先輩なりの別れの言葉だったのでしょうか。

恵の母親は、恵がしげ先輩と別れて拓人と一緒にいることを反対していましたね。元々、恵には健康な人と一緒になることを望んでいました。

恵の父親は、恵が小さい時に亡くなっていますので、きっと恵にも、最愛の人との別れのような、つらく悲しい思いを経験させたくないという親心なんだと思います。

拓人の母は、恵の母親に「恵が拓人くんに会いにいくのは困っている」と言われましたので、恵が拓人の手伝いに来ることは、遠慮してもらったほうがいいかもと考えるかもしれないですよね。

だけど、拓人の気持ちを考えると、できるだけ恵と一緒にいさせてあげたいとも思うでしょうね。

新しい目標を決めた拓人と陸人

拓人は、マウスを動かす事も難しくなり、とうとう会社を辞めることになりました。病気になってからでも、ずっと続けさせてくれた会社ですので、すごく感謝していると思います。

拓人は、この会社で働いていたから、ALSと上手く向き合えるようになったのではないでしょうか。

仕事を辞めた拓人は、医学部に入ることを次の目標として決めました。きっとALSにならなかったら、医学部に入りたいという気持ちは持たないままだったでしょうね。

ALSという病気になり、症状が進むにつれて、体のしくみに興味をもつようになったのではないでしょうか。

陸人は、人との関わりに悩み、食欲不振になりながらも、拓人の会社での最後の挨拶を聞いて、「自分も何かできることを…」と必死に考えたのでしょう。恐竜の研究ができる大学に入り直したいという気持ちを持つようになりました。

拓人と陸人は二人揃って、大学に行かせてほしいと父親にお願いし、父親も了承してくれました。

拓人が医学部に入れたとしても、医者になれるとは思わないです。それでも父親としては、息子が自分の考えで「医学部に入りたい」と思ってくれたことは、すごく嬉しい事なのではないでしょうか。

そして、拓人と陸人が大学に行かせてほしいとお願いしたのは両親の結婚記念日でした。二人は、両親が結婚してからのプロモーションビデオを作成し、両親への感謝の気持ちをプレゼントしました。

澤田家は、それぞれがいろんな悩みを抱えていましたが、すごくいい家族になりましたね。感動しすぎて、言葉もでません(汗)

何度も訪れる必死の覚悟

拓人は、病院で呼吸が弱くなっていると言われ、人工呼吸器の話をされました。今すぐ人工呼吸器が必要とかではないみたいですが、一度つけた人工呼吸器は、外すことはできないと言われました。

病院からの帰り道で、「何回、覚悟が必要なんだろ…」とつぶやいていましたので、きっと、ALSの症状が進むにつれて、いろんな事に覚悟を決めてきたのだと思います。

恵が仕事で介護をしている保さんは、しゃべることができなくなりましたが、人工呼吸器をつけないという生き方を選び、亡くなってしまいました。

拓人は、保さんに「俺も人工呼吸器はつけないと思う」とメールしていました。人工呼吸器をつければ、寝たきりになったとしても、生きていられるのだと思います。

それでも、「人工呼吸器はつけない」と考えてしまうのは、拓人の中で、人工呼吸器をつけて寝たきりになってしまったら、生きてるとはいえない、という気持ちがあるのかもしれません。

だけど、少しでも長く恵と一緒にいられるように、また、ドラマのキャッチフレーズが「生きるって、覚悟だと思った。」となってますので、「覚悟を決めて生きる」という選択をする可能性もあります。

拓人がどう決断するのか、こればっかりはわからないですね。だけど、ノートのタイトルが「僕のいた時間」になるような気はします。

頭なでなでの効果はすごいなw

拓人は、会社を辞めた日、最後に作った広告を母親に見せました。すると母親は、「よく頑張ったわね」と拓人の頭をなでてくれました。拓人は、涙目になって喜んでいましたね。ノートにも「母さんがほめてくれた」と書いていました。

このドラマで、男の人ってお母さん大好きなんだなと再確認しました(笑)

よく、女の人は好きな男の人に頭なでなでされたら嬉しいという意見がありますけど、男の人はどうなんでしょう。ここで、恵が拓人の頭をなでてたら、拓人はこんなに喜ばなかったのでしょうか?

拓人はなぜいなくなってしまうのか?

来週の第10話では、拓人が1人でいなくなってしまうようです。第1話のオープニングであった、あの雨の中の場面でしょうか。

恵は、母親に反対されながらも、拓人と一緒に住むことにするみたいです。恵と一緒に暮らせて楽しいはずだと思うのですが、どうしていなくなってしまうのでしょうか。

守(風間俊介)に「頼むから、死なないでよ」と言われていました。なので、拓人はやっぱり人工呼吸器をつけないという選択をし、それを周りの人にわかってもらえないのかもしれません。

自分の生き様をわかってもらえない苛立ちみたいなものがあるのかもしれないですね。

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